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2022年4月16日「線」から「図」へー「らんたん亭」の図面を創るー
建築史家・建築家/関東学院大学名誉教授の関 和明氏を講師にお招きし、第一弾の寺子屋を行いました!
イントロダクションは建築における図面の意味についての講義が行われました。
建築に触れるのが初めての人でも分かりやすく且つ深い講義となり、さすが教授...!とみな釘付けの講義でした。
お待ちかねの実測です!今回はらんたん亭の一室を図面を制作します。床と四方の壁をそれぞれ手分けしながらメジャーを持ち和気藹々と測りました。やっぱり初めてのことをするのは楽しいですね!
その後は縮尺を1/200として測った情報を書き込みます!三角スケールを初めて見る方も多かったのでは無いでしょうか?計算せずとも縮尺を簡単に書き込める道具があるなんて!
そうこうしている間に一時間半のワークショップはあっというまに終わってしまいました!
以下ワークショップ詳細
いままで建築物の図面を描いたことはあるでしょうか?
今回のワークショップのテーマは、「らんたん亭」の部屋の図面を創ることです。
「図(面)」は「線」だけで描かれます。たくさんの「線の集まり」が「図」です。なので、紙と鉛筆があればだれでもそこに図面を描くことができます。
建築物の図面にはいくつかの種類(平面図、立面図、断面図など)がありますが、
全て、実際に視えているもの、在るものを線で描いたものです。
ただし、これから造る建物の設計図は、「想像の世界」で視えているもの、在るものですけれども、基本原理は同じです。
今回は、設計図ではなく、実測図を創ります。
【当日の流れ】
Part1:図面とは
・寸法、原寸と縮尺のこと
・図法について
Part2:実測
・寸法の測り方と記録の仕方
・手分けしながら実測作業
Part3:図化作業
・方眼紙にフリーハンドで「線」を描く
・トレーシングペーパーに写す
・完成した図を見ながらトーク
関 和明
建築史家・建築家/関東学院大学名誉教授
建築史家・建築家。遺跡の発掘調査に参加して古代エジプト建築を研究してきた。大学では建築史と建築設計の授業を担当。
横浜にある歴史的建造物の保存活用事業に協力。
現在、北海道東川町で「きたのもりのまなびや」プロジェクトを進行中。関東学院大学名誉教授。
趣味は古楽と読書とホッキョクグマ画像の収集。
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